歯科用CTとは

ORTHOPHOS SL 3D CTによる精密な診断

当院では、安全性と正確性が求められる歯科治療の診断にドイツ・シロナ社製の新しい歯科用CT・ORTHOPHOS SL 3Dを完備しています。
このCTは、骨の状態、欠損の状態、顎関節、歯根の膿、親知らず、上あごの炎症、神経の走行など、お口に関わる様々な診断が可能です。
ORTHOPHOS SL 3Dのエックス線被爆量は、1回の撮影で一般医科用CTの頭部撮影に比べて30分の1となります。
元来のパノラマやデンタル画像に加えて、3D画像を取り入れることで、口腔内を立体的に観察し、骨の位置や量、病巣の大きさなど診断に重要な要素を把握することができます。
立体画像で視覚的にみることができるので、ご自身の状態をおわかりいただけます。

ORTHOPHOS SL 3D サンプル画像

当院で行うエックス線検査の被ばく線量

当院で行うエックス線検査の被ばく線量

注:実効線量【Sv】はICRP2007年勧告に準拠しています。医療用X線の放射線量は、装置メーカーやご施設によって異なります。


高精密、高鮮明な画質と豊富な撮影範囲

ORTHOPHOS SL 3Dでは、HDモードや診断に応じてボリュームサイズが選択できるため、関心領域に限局した照射で患者さんの症例に合わせ優れた画質が得られます。

撮影結果5cm x 5.5cm
撮影結果8cm x 8cm
撮影結果11cm x 10cm

前歯部、骨質、歯根膜、2次カリエスなどの高精細な画像が可能

DCSセンサーという機能が、従来の光に変換する中間の手順なしにX線を直接電気信号に変換してシグナル伝達の低下を最小限に抑え、高精細な画像が得られます。

対象物を精密に診断、顎全体の鮮明な画像を実現

SLテクノロジーという機能により、厚みを持った画像を生成することができ、焦点深度を変更し対象物を精密に診断します。高精細なパノラマ画像が再構成されて顎全体の高解像度の画像が、毎回得られます。

高解像度画像

メタルアーチファクト軽減機能

金属などのX線不透過性の物体は、メタルアーチファクト(X線の吸収が非常に高い物質が被写体内に存在した場合に起こる現象)を生じます。その現象を自動的に認識してアーチファクトを軽減できます。

メタルアーチファクト

診断と治療計画に必要な3D画像構築ソフトウェア

診断

2D画像、3D画像を同時に観察しながら効率的に診断ができます。

SIDEXIS 4 ソフトウェア

インプラント治療の治療計画

CTを撮影したあと、データを画像として構築するため使用されるのが3Dソフトウェア GALILEOS Implantです。特徴として、神経管や骨がビジュアル化されて確認でき、患者さんの顎の骨の中の状態を解剖学的に知ることができます。
特にインプラント治療では、SICATサージカルガイドを作成してプランニングすることで、より安全な手術(ガイドサージェリー)を行うことができます。SIDEXIS 4とCEREC(セレック)また、ソフトウェア4.4からのデータが融合し、治療に理想的なデータが提供され骨の状態を確認できます。

ガリレオス・インプラント ガリレオス・インプラント

気道の分析

無呼吸症候群の患者さんに対して、診断・治療計画がおこなえます。

シーキャット・エアー
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