こんにちは。エムズ歯科クリニック新丸子医院のブログをご覧いただきありがとうございます。今回はよくご質問をいただく「親知らずは抜くべきですか？」というテーマについてお話しします。

まず、親知らずとは20歳前後で生えてくる、最も奥にある第三大臼歯のことを指します。上下左右に1本ずつ、計4本生えてくる方が多いですが、そもそも生えてこない方や、1〜2本だけの方もいらっしゃいます。

さて、この親知らず、すべての人が抜かなくてはいけないわけではありません。問題なくまっすぐ生えており、しっかりとブラッシングができていて、虫歯や炎症などのトラブルがなければ、無理に抜く必要はありません。むしろ、将来的に他の歯を失ってしまったときに、ブリッジや移植などに使えることもあります。

しかし、親知らずはスペースが足りない場所に無理やり生えてくることが多く、横向きに生えてしまったり、歯ぐきに半分埋まったままの状態になってしまったりします。このような場合、磨きにくさから虫歯や歯周病の原因になったり、周囲の歯に悪影響を与えたりするリスクが高くなります。特に、手前の第二大臼歯を圧迫して痛みや腫れの原因になることもあるため、これらのケースでは抜歯をおすすめします。

また、「今は痛みがないから大丈夫」と思っていても、親知らずのトラブルはある日突然やってくることが多いもの。旅行や試験前、大事な仕事のタイミングで痛みが出ることも少なくありません。そうした事態を避けるためにも、早めにレントゲン撮影をして、親知らずの位置や状態を確認しておくと安心です。

当院では、患者さまの親知らずの状態を丁寧に確認したうえで、「抜くべきかどうか」をわかりやすくご説明いたします。抜歯が必要な場合も、可能な限り負担の少ない方法で対応いたしますので、どうぞご安心ください。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。