こんにちは。管理栄養士の伝田です。
6月に入り、梅雨の季節がやってきましたね。雨の日が続くと気分も少し沈みがちですが、そんな時こそ健康に気を使い、心身ともにリフレッシュすることが大切です。今回は、歯周病予防のための食生活ついてお話しします。
歯周病は、歯を支える組織が炎症を起こし、最終的には歯を失う原因となる病気です。歯周病の原因は、主に歯垢や歯石に含まれる細菌です。これらの細菌が歯茎に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨まで影響を及ぼします。歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。
歯周病の予防には、毎日の歯磨きや定期的な歯科検診が欠かせませんが、食生活も大きな役割を果たします。バランスの取れた食事を心がけることで、歯周病のリスクを減らすことができます。
まず、ビタミンCを多く含む食品を積極的に摂ることが大切です。ビタミンCは、歯茎の健康を保つために必要なコラーゲンの生成を助けます。例えば、オレンジやキウイ、ブロッコリーなどがビタミンCを豊富に含んでいます。
次に、カルシウムも重要な栄養素です。カルシウムは歯や骨を強くする働きがあります。牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、または小魚や豆腐などから摂取することができます。
さらに、抗酸化作用のある食品も歯周病予防に役立ちます。抗酸化物質は、体内の炎症を抑える効果があります。緑茶やブルーベリー、ナッツ類などが抗酸化物質を多く含んでいます。
一方で、砂糖の摂りすぎには注意が必要です。砂糖は歯垢の細菌のエサとなり、歯周病の原因となることがあります。甘い飲み物やお菓子の摂取を控え、代わりに果物やナッツなどの自然な甘みを楽しむようにしましょう。
また、食事の際にはよく噛むことも大切です。よく噛むことで唾液の分泌が促され、口内の細菌を洗い流す効果があります。食事を楽しみながら、しっかりと噛む習慣をつけましょう。
皆さんの健康をサポートするために、私たち管理栄養士も全力でお手伝いします。何かご質問やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお声がけください。