インプラントはどうして骨とくっつくの?

担当: 歯科医師 藤原 | 2025.07.24

こんにちは、エムズ歯科クリニック磯子の藤原です。

皆さん。今日は「インプラントどうして骨とくっつくの?」というテーマについてお話しします。インプラント治療を考えている方や、興味を持っている方にとって、インプラントがどのようにして骨と結びつくのかを理解することは非常に重要です。この記事では、そのメカニズムについてわかりやすく説明します。

まず、インプラントとは何かについて簡単に触れておきましょう。インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。この人工の歯根は通常、チタンという金属で作られています。チタンは非常に強く、かつ生体適合性が高いため、体内に埋め込んでも拒絶反応が起こりにくいのです。

では、なぜインプラントが骨と結びつくのでしょうか?その鍵となるのが「オッセオインテグレーション」という現象です。

オッセオインテグレーションとは、インプラントと骨が直接結びつくプロセスのことを指します。

具体的には、インプラントが骨に埋め込まれると、骨細胞がインプラントの表面に新しい骨を形成し、しっかりと結びつくのです。このプロセスには数ヶ月かかることがありますが、最終的には非常に強固な結びつきが得られます。

オッセオインテグレーションが成功するためには、いくつかの条件が必要です。まず、インプラントの材質が重要です。

先ほど述べたように、チタンは生体適合性が高く、骨と結びつきやすい特性を持っています。また、インプラントの表面処理も重要です。インプラントの表面が粗く加工されていると、骨細胞がより容易に付着し、新しい骨を形成しやすくなります。

さらに、患者さんの健康状態もオッセオインテグレーションに影響を与えます。例えば、喫煙や糖尿病などの要因は、骨の治癒を遅らせる可能性があります。

そのため、インプラント治療を受ける前には、これらのリスク要因を管理することが重要です。

インプラントが骨と結びつくメカニズムを理解することで、治療の成功率を高めるためのポイントが見えてきます。

インプラント治療を考えている方は、ぜひ専門の歯科医師と相談し、自分に最適な治療計画を立てることをお勧めします。

最後に、インプラント治療は一度成功すると、長期間にわたって安定した機能を提供してくれます。

しっかりとしたメンテナンスを行い、健康な口腔環境を保つことで、インプラントの寿命を延ばすことができます。

この記事が、インプラント治療についての理解を深める一助となれば幸いです。ご質問やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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