こんにちは。エムズ歯科クリニックのスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。弘明寺院の歯科医師、朝香拓己です。
8月に入り、夏の陽射しがまぶしく感じられる季節となりました。お子さまたちは元気いっぱいに外で遊ぶ機会も増え、笑顔がいっそう輝いて見える時期ですね。そんな笑顔をもっと素敵にするために、今回は「小児の歯磨き」についてお話ししたいと思います。
小さなお子さまの歯磨きは、保護者の方のサポートがとても大切です。乳歯は永久歯に比べてやわらかく、むし歯になりやすい特徴があります。特に、甘いものを好む年齢でもあるため、日々の歯磨き習慣が将来の口腔健康に大きく影響します。
まず、歯磨きを始めるタイミングですが、乳歯が生え始めたら、ガーゼなどでやさしく拭うことからスタートしましょう。歯ブラシを使うのは、前歯が数本生えそろった頃が目安です。お子さま専用の小さめの歯ブラシを選び、毛先がやわらかいものを使うと安心です。
歯磨きの時間は、できれば朝と夜の2回。特に夜の歯磨きは、寝ている間に唾液の分泌が減るため、むし歯のリスクが高まります。寝る前の歯磨きは、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。
仕上げ磨きの際は、お子さまの頭を膝の上に乗せる「膝枕スタイル」が安定しやすく、口の中も見やすくなります。力を入れすぎず、やさしく歯の表面や歯と歯の間を磨いてあげましょう。磨きながら「きれいになったね」「がんばったね」と声をかけることで、歯磨きが楽しい時間になります。
また、歯磨きだけでなく、食生活もむし歯予防には大切です。だらだら食べを避け、食後には水やお茶で口の中をさっぱりさせる習慣をつけると良いでしょう。
エムズ歯科クリニックでは、お子さまの歯の健康を守るための定期的な検診や、歯磨き指導も行っています。歯科医院での体験が「怖い場所」ではなく「楽しい場所」になるよう、スタッフ一同心を込めて対応しております。
暑い日が続きますが、体調に気をつけながら、毎日の歯磨き習慣を親子で楽しんでいただけたら嬉しいです。何か気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。


