こんにちは。管理栄養士の秋野です。
朝晩の空気に少しずつ秋の涼しさを感じる季節になりました。
道端にはコスモスが咲き始め、秋の味覚も少しずつ店先に並びはじめています。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今回は「歯と栄養」について、日々の生活に役立つお話をしたいと思います。
歯は食べ物を噛むために欠かせない器官ですが、実は歯の健康も毎日の食事から大きな影響を受けています。
まず、歯をつくる材料になるカルシウムはとても大切です。
牛乳やチーズ、小魚などに多く含まれています。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも一緒に摂ることが望ましく、サケやサンマ、きのこ類がおすすめです。
秋は脂ののったサンマが旬を迎えるので、食卓に取り入れやすいですね。
さらに、歯ぐきの健康にはビタミンCが役立ちます。
ピーマンやブロッコリー、柿などに豊富に含まれており、季節の果物からもおいしく取り入れることができます。
一方で、砂糖を多く含むお菓子や甘い飲み物は、口の中でむし歯の原因となる酸を作りやすくします食べる回数や時間を工夫し、食後はうがいや歯みがきを心がけると安心です。
また、よく噛むことも忘れてはいけません。しっかり噛むことで唾液が分泌され、口の中をきれいに保つ助けになります。
秋の旬野菜や果物は歯ごたえのあるものも多く、噛む習慣づくりにもぴったりです。
季節の食材を楽しみながら、栄養バランスとお口の健康を意識してみませんか。食事と歯の健康は、まさにお互いを支え合う関係です。
これからも皆さまの健やかな毎日を応援しています。

