こんにちは。9月に入り、朝晩は少しずつ涼しくなってきましたね。季節の変わり目、体調を崩しやすい時期でもありますので、皆さまどうぞご自愛ください。エムズ歯科クリニック港南台、歯科助手の打矢です。
今回は、「歯周病予防に役立つ栄養素」についてお話ししたいと思います。歯周病は、歯ぐきの腫れや出血から始まり、進行すると歯を支える骨にまで影響を及ぼすことがあるため、日頃のケアがとても大切です。歯磨きや定期的な歯科検診に加えて、食事からの栄養も歯ぐきの健康を守るために欠かせません。
まず注目したいのがビタミンCです。ビタミンCは、歯ぐきの健康を保つために必要なコラーゲンの生成を助ける働きがあります。ピーマンやブロッコリー、キウイフルーツなどに多く含まれており、毎日の食事に取り入れやすい食材です。
次に大切なのがビタミンB群です。特にビタミンB6やB12、葉酸は、歯ぐきの炎症を抑える働きがあるとされています。レバーや魚、緑黄色野菜などに多く含まれています。
カルシウムも忘れてはいけません。歯や骨の健康を支える栄養素として知られており、歯を支える骨を丈夫に保つためにも大切です。牛乳やチーズ、小魚、大豆製品などが代表的な食品です。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の健康維持に役立ちます。日光を浴びることで体内でも作られますが、サケやサンマ、しいたけなどの食品からも摂取できます。
さらに、ビタミンKは歯ぐきの出血を抑える働きがあるとされており、納豆や小松菜、モロヘイヤなどに含まれています。
これらの栄養素をバランスよく摂ることで、歯ぐきの健康を内側から支えることができます。忙しい毎日でも、少し意識して食事を選ぶことで、将来の歯の健康につながっていきます。
これから秋が深まっていきますが、美味しい旬の食材を楽しみながら、歯と体の健康を一緒に守っていきましょう。お口のことで気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。


