こんにちは。
エムズ歯科クリニック東中野の管理栄養士、工藤です。
いよいよ食欲の秋が近づいてきましたね。旬の食材が豊富に出回るこの時期は、食事を通して歯の健康を見直す良いタイミングでもあります。
歯の健康を守るためには、噛むこと・栄養を摂ること・口腔内環境を整えることの3つが大切です。
秋の食材には、これらを自然にサポートしてくれるものがたくさんあります。
まずおすすめしたいのが、れんこんやごぼうなどの根菜類です。
シャキシャキとした食感で噛む回数が増え、唾液の分泌を促します。唾液には、むし歯や歯周病の原因菌を洗い流す働きがあるため、しっかり噛むことは予防につながります。
次に、さんまや秋鮭などの魚介類。
これらには、歯のエナメル質を構成するカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、歯ぐきの健康維持に役立つたんぱく質・ビタミンB群が含まれています。焼き魚にして、根菜の煮物と合わせると、秋らしい食卓になりますね。
また、柿やりんごなどの果物も秋の味覚の代表です。
りんごは噛みごたえがあり、唾液の分泌を促すだけでなく、口腔内の汚れを自然に落とす効果も期待できます。柿にはビタミンCが豊富で、歯ぐきの炎症予防にも役立ちます。
そして忘れてはならないのが、きのこ類。
低カロリーで栄養価が高く、ビタミンDや食物繊維が豊富です。腸内環境を整えることで、免疫力の向上にもつながり、歯周病の予防にも良い影響を与えると考えられています。
このように、秋の食材は歯の健康を支える栄養素がたくさん含まれています。季節の恵みを楽しみながら、自然と予防につながる食生活を意識してみてくださいね。
何か気になることがあれば、いつでもお気軽にお声がけください(^ ^)

