こんにちは。
エムズ歯科クリニック東中野の管理栄養士、工藤です。
街の木々が赤や黄色に色づき、秋の深まりを感じる季節になりましたね。
11月は、七五三や勤労感謝の日など、家族で過ごす機会も多く、食卓を囲む時間が増える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時期は、空気が乾燥し始め、体調だけでなくお口の中も変化が起こりやすくなります。
唾液の分泌が減ることで、口腔内が乾きやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。そんなときこそ、食事と歯磨きの習慣を見直すチャンスです。
秋から冬にかけておすすめの食材は、れんこん・ごぼう・にんじん・きのこ類などの根菜や食物繊維が豊富なものです。
噛みごたえがあるため、唾液の分泌を促し、口腔内を自然に洗い流す働きが期待できます。
また、みかんや柿などの果物には、ビタミンCが豊富に含まれており、歯ぐきの健康を保つサポートになります。
寒くなると鍋料理が恋しくなりますが、豆腐・魚介類・小松菜などを取り入れることで、カルシウムやビタミンD、たんぱく質など、歯の健康に役立つ栄養素をしっかり摂ることができます。
食後の歯磨きも、乾燥する季節には特に意識したい習慣です。
夜は唾液の分泌が少なくなるため、寝る前の丁寧な歯磨きがとても大切です。お子さまの仕上げ磨きも、親子のコミュニケーションの時間として、楽しく続けられる工夫をしてみてくださいね。
季節の変わり目は、体もお口も環境が変わりやすい時期です。食事とケアを少し意識することで、寒い季節も快適に過ごすことができます。
気になることがあれば、いつでもお気軽にお声がけください。

