こんにちは。エムズ総合歯科クリニック綱島の歯科衛生士、田中です。春の日差しが心地よく、少しずつ新しい生活に慣れてくる4月となりました。季節の変わり目は、体と同じようにお口の中の変化を感じやすい時期でもあります。「冷たいものがしみる」「歯みがきのときにピリッとする」といったご相談をいただくことも増えてきました。
歯がしみる症状は、知覚過敏と呼ばれる状態の一つです。歯の表面はエナメル質という硬い層で守られていますが、強い力での歯みがきや歯ぎしり、歯ぐきが下がることなどが重なると、その内側にある象牙質が刺激を受けやすくなります。すると、冷たい飲み物や歯ブラシの刺激でしみる感覚が出ることがあります。
ご自宅でできる対策として、まず見直していただきたいのが歯みがきの方法です。毛先がやわらかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎず、細かく優しく動かすことが大切です。ゴシゴシみがきは汚れがよく落ちているように感じますが、歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
また、知覚過敏用の歯みがき剤を取り入れることで、しみる症状を和らげる助けになる場合があります。使用後は強くゆすぎすぎず、成分を少し残す意識もポイントです。冷たい飲食物や酸味の強いものを続けて摂ることが多い方は、摂り方を工夫してみてください。
歯がしみる原因は知覚過敏だけとは限りません。むし歯や歯の小さなヒビが隠れていることもありますので、気になる症状が続く場合は、早めに歯科医院でご相談ください。
私たち歯科衛生士も、患者さまのお口の状態に合わせて、無理のないセルフケアを一緒に考えていきます。毎日のケアで、快適に春をお過ごしいただけたらうれしいです。