こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の院長の長谷川です。10月に入り、朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。秋風が心地よく、美味しい食事を楽しむのにも最適な季節ですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目ですので、体調管理には十分お気をつけください。
さて、今回は「差し歯や被せ物が突然取れてしまった!」という緊急時の対応についてお話しします。お食事中や歯磨きの最中にポロっと取れてしまうと、とても焦ってしまいますよね。そんな時、慌てずに行うべき応急処置と、避けていただきたい注意点をお伝えします。
1. 取れた被せ物は捨てずに保管を
取れた差し歯や被せ物は、割れたり変形したりしていなければ、そのまま再装着できることがあります。なお、ティッシュに包むと間違えて捨ててしまうことが多いので、軽く水洗いをしてから、小さなプラスチックケースやチャック付きの小袋に入れて保管し、ご来院時に忘れずにお持ちください。
2. 絶対に市販の接着剤でつけないでください
「すぐに歯医者に行けないから」と、市販の瞬間接着剤などでご自身でくっつけるのは大変危険です。少しでもズレて接着されると噛み合わせが悪くなったり、後から歯科医院で無理に外そうとして、大切な土台の歯が割れてしまったりする恐れがあります。
3. 患部は優しく清潔に
被せ物が取れた後の歯は、「象牙質(ぞうげしつ)」と呼ばれる歯のやわらかい部分が露出しています。この部分は虫歯菌に感染しやすく、冷たいものがしみることもあります。歯磨きは欠かせませんが、ゴシゴシと強く磨くのは避け、やさしく汚れを落としてください。また、取れた側の歯で硬いものを噛まないよう注意しましょう。
歯医者に行くタイミングは?
「痛くないから」とそのまま放置するのは禁物です。また、歯は少しずつ移動する性質があるため、長期間放置すると周囲の歯が動いて隙間が狭くなり、元の被せ物が入らなくなってしまいます。作り直しになると治療期間も費用もかさんでしまいますので、取れてしまったらできるだけ早急(できれば数日以内)に歯科医院へご連絡ください。
お口のトラブルは予期せぬタイミングで起こります。もしもの時はご自身で判断せず、すぐにご相談くださいね。また、被せ物が取れる原因の多くは、被せ物の中で静かに進行した虫歯や、接着剤の経年劣化です。これらは定期検診で事前に兆候を見つけ、防ぐことができます。ご自身の歯を長く守るためにも、ぜひ定期的なメンテナンスにお越しください。
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