こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子 歯科医師の立之です。
今日は妊婦さんのお口の中の変化について、お話したいと思います。
コロナ禍の妊娠・出産は普段より更に不安が大きいですよね。
私も現在妊娠9ヶ月になりとてもお腹が大きいですが、お腹の大きさよりも出産の痛みの恐怖の方が大き過ぎてネットで色々と調べては更に不安になる日々を過ごしています。笑
みなさんは、妊娠中に歯周病のリスクが高まるということをご存じですか?
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン分泌が盛んになり、ホルモンを好む細菌が増加することで歯肉炎になりやすくなると言われています。
また、つわりが酷い方は食生活が乱れたり、歯ブラシを口に入れると気持ち悪くて思うように歯磨きが出来ない方も多いのではないでしょうか?
妊娠性歯肉炎になると、歯肉が腫れたり出血するなどの症状が現れることがあります。
特につわりのある時期の治療は困難になることが多いですが、お口の中を清潔に保つことで症状が以前されるのでお家でのケアを工夫して行うことも重要です。
体調の良い時に時間をかけて歯を磨いたり、普段より小さいヘッドの歯ブラシを使用したりといった工夫も出来ると良いです。
また、歯ブラシが難しい時はキシリトール含有率の高いガムを噛んだり、唾液腺マッサージを行い唾液の分泌を促すのもおすすめです。
もちろん体調が安定し治療が可能な場合には、専門的なクリーニングを行い改善を図りますので
妊娠中でも何かお困りの事があれば、ご相談くださいね。
妊婦のみなさん、体と心とお口の健康保てるように共に頑張りましょう🌸