こんにちは。エムズ歯科クリニック元住吉、歯科医師の村木です。
今回は虫歯の予防についてお話させていただきます。
皆様はお口の清潔をどのように維持していますか?
口腔内を清潔に保つための方法の一つとして洗口液の使用があります。
洗口液を選ぶ際の目安の一つとして、プラークが出来るのを予防する作用や薬剤の歯面への沈着作用を有する低濃度クロルヘキシジン溶液やその他にも塩化セチルピリジニウムやエッセンシャルオイルの入っているものが効果的です。多くの論文でも洗口液の使用によってプラーク抑制効果と歯肉炎予防効果が示されています。
しかし洗口液のみで口腔内がキレイになるわけではありません。ブラッシングと併用することで大きな効果が期待されます。ブラッシング等による歯面清掃もきちんと行いましょう。
ブラッシングの際には歯磨き粉を使用している方が多いと思います。歯磨き粉にはフッ化物が含まれており、虫歯予防や歯質の強化に効果的であることが分かっています。洗口液をブラッシング後すぐに使用していませんか?
フッ化物の含まれない洗口液でブラッシング直後にうがいをすると口の中に残っているフッ素の効果を弱めてしまう事になるので使用のタイミングには注意が必要です。ガイドブックには歯磨きをした後に少なくとも5分、出来れば4時間空けて洗口液でうがいすることを勧めると示されています。歯ブラシ後は少し時間を空けての洗口をお勧めします。
歯ブラシや洗口液を正しく使用しお口の健康を維持していきましょう!