こんにちは
エムズ歯科クリニック能見台、歯科医師の田中です。
新年、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今の時期は受験や国家試験など、大きな試験に向けて、最後の追い込みを頑張っている方もたくさんいらっしゃるかと思います。私も受験や国家試験などの大きな試験を何度か受けてきましたが、正月気分も抜けた今頃は焦りや不安のなか、お茶やコーヒー片手に長い時間勉強していたのを思い出します。
さて、試験勉強や仕事のお供によく飲まれているこのコーヒーやお茶ですが、飲み過ぎると歯が茶色くなることがあるのはご存知でしょうか。これは歯の中から色が変わっているのではなく、歯の外側に着色の原因となる汚れ(ステイン)がくっつくことが原因で起こります。コーヒーやお茶、赤ワインやチョコレートなどは、そのステインが歯にくっつきやすくなる成分が入っています。そのため、これらの食品を摂取すると徐々に歯に着色が生じやすいのです。とくに、たばこを吸う人も要注意で、たばこのヤニは特に着色の原因となってしまいます
これらの着色は病気ではなく、歯の周りに色素がくっついている状態です。そのため、着色のほとんどは、綺麗に落とすことができます。ですが、無理矢理着色を除去しようとすると、歯の表面が削れてでこぼこになってしまいます。結果、そのでこぼこに汚れや色素がくっつきやすくなってしまうという悪循環が生じてしまうのです。
また、着色だと思っていたら虫歯やプラスチックの劣化だった、なんてことも少なくありません。着色ではなく歯の内部から色が変わってしまう、歯の変色が原因という場合もあります。それらの場合はいくら頑張っても色を除去しようとしても、適切な処置をしなければ改善することはできません。
歯の色がおかしいな、と思ったときは、一度相談しにいらっしゃって下さい。マスクを外したときに綺麗な歯で笑えるように、適切な処置を行っていきましょう。