こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子の管理栄養士の服部です。
寒い時期が続いていますね。
体調を崩しやすいので、皆さんもお気をつけてお過ごしください。
突然ですが、歯や骨を作り出す主な成分をご存知ですか?
カルシウムのイメージが強いと思いますが、実はリンというミネラルもミネラルの中ではカルシウムの次に多く人体に含まれています。
このうちの8割が歯や骨に存在していて、形成をしています。
今回はそんなリンについてお話しします。
リンは歯や骨を形成する働きの他にエネルギーの代謝に関わる酵素の材料になったり、細胞膜や核酸の一部になることから、すべての細胞に存在すると言えるとても大切なミネラルです。
しかし、リンが含まれている食材を多く取りすぎてしまうと、身体に良くない異常が起こる可能性があります。
なので、程よく取り入れていただけたらと思います。
リンは肉、魚、卵、乳製品といったたんぱく質の多い食品に含まれています。
ハムやベーコンのほか、干物や練り物といった加工品などは生の状態よりもリンの値が高いです。
また、麺類にも多く含まれているので、食べ過ぎてしまった場合は少量に抑えたり、ゆでこぼしや水にさらすなどの調理法を工夫をしていただけるとリンの値を低くできます。
お口の中の環境を整えるとともに、骨や歯に大切なミネラルをとって強化していきましょう。