こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子の管理栄養士の服部です。
梅雨の時期になりましたね。風邪をひきやすい時期なので、体調に気をつけてお過ごしください。
今回は歯を作るのに大切なカルシウムやリンのサポートをするマグネシウムについてお話しします。
マグネシウムは主に「骨や歯にカルシウムを定着させてつくる働き」、「さまざまな酵素反応を助ける働き」、「筋肉を動かして正常に保つ働き」があります。
普通の食生活であれば、摂取しすぎたマグネシウムは汗や尿で排出されるので、過剰になる心配はないとされています。
しかし、サプリメントによって大量にとってしまっている方や腎臓病の方は高マグネシウム血症になる恐れがありますので、気をつける必要があります。
対して、不足してしまうと、酵素反応異常により骨や筋肉の不調、心臓の異常、高血圧など全身の異常が起こります。
不足する原因としては肉や加工食品に多く含まれるリンをとりすぎるとマグネシウムが吸収されにくくなり、不足されてしまうことがあります。
さらに、大量のアルコールや利尿剤により、尿に排出されて不足してしまうことがあります。
マグネシウムは特にあおさ(5gで160mg)、木綿豆腐(100gで130mg)に多く含まれていると言われています。
男性は1日340〜370mg、女性は1日270〜290mgが目安とされています。
カルシウムと相性が抜群なので、組み合わせて一緒に食べると良いかと思います。
バランスの良い食事でしっかり栄養をとって身体の中から健康になりましょう。