こんにちは
エムズ歯科クリニック弘明寺 歯科医師の千原です。
今回は、子供の前歯についてお話します。
前歯の子供の歯、(専門的には乳前歯(にゅうぜんし)と呼びます。)は、
下の前歯が生後6か月ごろ、上の前歯が生後10か月ごろ、生えてきます。
この頃の歯磨きはガーゼや綿棒を使います。歯ブラシは奥歯の乳歯が生えたら使っていきましょう。
生まれて間もない赤ちゃんにこの乳前歯が生えてくることがあります。
これはリガフェーデ病といわれます。
リガフェーデ病の場合、授乳が難しくなったり、赤ちゃんが唇を怪我してしまうことがあります。
前歯が子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え変わるのは、
下の歯が6歳ごろ、上の歯が7歳ごろです。
低フォスファターゼ症という骨の病気があると、
1~4歳ごろに乳歯が根っこを残したまま、抜け落ちることがあります。
低フォスファターゼ症は早期発見が大切で、乳歯が早く抜けたことをきっかけに発見されることも多いです。
今まで紹介したように、乳歯にはいろいろな症状が起こります。
何かおかしいなと思った時には、いつでもご相談ください。