こんにちは。
エムズ歯科クリニック弘明寺のトリートメントコーディネーター兼管理栄養士の平山です。
桜が咲き始める頃になり、今年はさくらのまち弘明寺も桜祭りが開催されるようです。

さて、今回は『キシリトールガム』についてのお話です。
皆さんキシリトールガムって歯にいいと聞いたことがあり、よく食べる方も多いのではないでしょうか？
キシリトールガムに含まれる「キシリトール」とは、
糖アルコールという甘味炭水化物の仲間で、果物や野菜に多く含まれています。ガムなどに含まれるキシリトールは白樺や樫などの木から採取される成分を原料としています。
キシリトールには、「むし歯の発生や進行を防ぐ」という特徴的な効果があり、一定時間以上含むとむし歯の原因となる歯垢が付きにくくなったり、歯の再石灰化を促すことで歯を固くします。
では、なぜキシリトールは虫歯を防ぐのか？
大きく二つあります。
キシリトール以外の他の糖アルコールも持つ唾液分泌の促進と再石灰化作用と、キシリトールだけが持つ酸を作らず歯垢中の酸の中和の促進をすることです。
これらが虫歯の原因となる歯垢や歯石を防いでくれます。

キシリトールガムの効果を発揮するためには、食後がベストです。1日3回を目安に10分ほど噛んでみると良いでしょう。しかし、歯磨きがわりなるわけでは決してありません。あくまで、正しい歯磨きをすることが大前提にはなりますので注意して、ぜひ生活の中にキシリトール食品を取り入れてみてはいかがでしょうか？