保険適応の白い材料

担当: 歯科医師 栗山 | 2023.11.26

こんにちは。エムズ歯科クリニック弘明寺の栗山です。

今回は保険適応の白い詰め物、被せ物について話していきたいと思います。

虫歯治療では虫歯菌に感染しボロボロになった歯の部分のみを削りますが、削った部分はそのまま再生することはないので材料を使って埋めていくしかありません。削った歯の量が少なければレジンという材料を直接詰めて治せますが、その場で詰めるタイプのレジンでは強度が限界があるため、かなり削った場合は詰め物ないし被せ物を作って入れる必要があります。

詰め物・被せ物の材料にはいくつもの種類がありますが、自由診療と保険診療とで使える材料が異なっているのです。保険というと金属のイメージが強いかもしれませんが、近年ルールが変わったことで保険でも白い材料が使えるようになりました。それがCAD/CAM冠です。

CAD/CAM冠は、CAD/CAMシステムつまりコンピュータ上で歯の形の設計し、機械で材料を自動で削って製作する被せ物・詰め物のことです。使われる素材はレジンブロックで、詰めるタイプのレジンより強度があります。レジンを使用することで見た目が白いのはもちろん、歯と材料の隙間を綺麗に埋める接着材を使って隙間からの虫歯菌の侵入を防ぐ効果も期待できます。ただしレジンである以上、経年による変色・摩耗や表面荒れ、また割れる可能性もあるといったデメリットもあるので長期の使用には向きません。また白いといっても性質上、色の選択が少なくのっぺりした色合いになりやすいです。

見た目を白く綺麗にして歯も材料も長く使っていきたいなら自由診療のセラミックを選ぶ方が良いですが費用の問題があるので、見た目を最低限白くしつつコスト面を解決したいのであれば、保険のCAD/CAMを選択するのも一つの手といえるでしょう。

エムズでは、詰め物・かぶせ物の材料をどうするか、その方向性を決めるため自由診療と保険診療の両方を考慮したプランを提案することが出来ます。

お気軽にご相談下さい。スタッフ一同お待ちしております。

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