歯周病と歯の関係

担当: 歯科医師 栗山 | 2021.12.21

こんにちは。

エムズ歯科クリニック弘明寺の歯科医師、栗山です。

今回は歯周病について話していきたいと思います。

歯周病は歯茎に汚れが溜まることで赤く腫れたり、顎の骨などが溶けていってしまう病気です。

歯と歯茎にはわずかに隙間(歯肉溝)があり、そこに磨き残しなどによって多くの細菌が停滞している歯石が残ることで、そこから炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。さらに歯茎の中の方にまで歯石が出来ると歯の周りの顎の骨がまるで汚れを避けるようにどんどん下がっていき、最後には歯を支えている骨までなくなってしまいます。

実は虫歯と違って痛みは少ないうえ、見た目ではあまり変化がないことが多いので、歯科医院に来て初めて重症になっていると気づくこともあるくらいです。今までなんともなかったところが少し変だからと見てもらったら歯が残せないくらい骨が痩せていた、なんてことも少なくありません。

実は抜歯の主原因別を割合で見ると、歯周病は37.1%と最も高い数値を示しています。

次いで虫歯(齲蝕)が29.2%であり、歯を抜かなければいけない理由の多くが歯周病とされています。それだけ歯周病は対策が必須な病気ということです。

対処法としてはまずセルフケア、つまり自身での歯磨きを見直すことにあります。自分の磨き方が良くないようなら衛生士さんの指導の下、改善を図ります。次にプロフェッショナルケアといって衛生士さん自らが直接ケアを行うことで自分では上手く磨けない部分を綺麗にします。すでに出来てしまった歯石や腫れた歯肉は歯周病治療を行って炎症を取り除いていきます。

最近歯茎の調子が変だな、と思ったら早めに来院されることをお勧め致します。もし歯周病が進行していたとしたら、少しでも早い対処はとても大事なことです。

スタッフ一同お待ちしております。

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