歯磨き粉の成分

担当: 歯科医師 栗山 | 2022.05.30

こんにちは。

エムズ歯科クリニック弘明寺の栗山です。

今回は歯磨き粉について話していきたいと思います。

皆様も歯磨きの際にはほぼ必ずといっていい程使っている歯磨き粉ですが、その成分には様々なものが含まれています。まず泡を立てるようにする発泡剤、次に歯の表面の汚れを落とす清掃剤(研磨剤ともいいます)、水分を含ませる湿潤剤、他には香味剤、保存剤が入っています。

そしてその中には今や予防には欠かせないフッ素(フッ化物)があります。虫歯予防に必須ともいえるフッ素ですが、海外では水道水フロリデーションなどでも応用されているのに対し、日本の場合は一般的には歯磨き粉くらいでしか摂取できません。それ以外となると専用の塗布剤を使うことになります。

このフッ素は一般的に薬局で購入できる歯磨き粉の中には上限が1500ppmと決められています。現在は最大で1450ppmのフッ素が入った歯磨き粉が販売されているので、虫歯予防にはなるべくフッ素を多く含んだ歯磨き粉を選ぶのが得策です。ただし6歳未満の子供は適応できるフッ素は1000ppm以下とも決められています。なのでお子さんには子供用の歯磨き粉(最大950ppm)を購入して下さい。

とはいえ歯磨き粉を選ぶ際には歯周病予防用の歯磨き粉など、用途に応じて成分が異なる歯磨き粉が数多くあるので、目的に応じて使い分けをすることが最も大事です。自分に合った歯磨き粉を探して効果的に使いましょう。

ちなみに入れ歯を使っている方は歯磨き粉を使って入れ歯を掃除するのは控えて下さい。成分中の清掃剤(研磨剤)が入れ歯の表面を傷つけてしまうので、かえって汚れやすくなってしまいます。ですので、入れ歯を洗うときは外して専用の洗浄剤を使ったり流水でブラシをかけるようにしましょう。

歯磨き粉や他のケアグッズのこと等々、わからないことで何かあれば是非お尋ね下さい。

誠心誠意お答え致します。スタッフ一同お待ちしております。

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