洗口剤について

担当: 歯科医師 栗山 | 2025.10.29

こんにちは。

エムズ歯科クリニック弘明寺の栗山です。

朝晩の空気に秋の気配を感じるようになりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、どうぞご自愛くださいね。

さて、今回は「洗口剤(マウスウォッシュ)」についてのお話です。歯磨きだけでは届きにくい部分のケアに役立つ洗口剤は、日々のセルフケアに取り入れることで、より快適なお口の環境づくりに繋がります。口臭が気になる方、歯周病予防をしたい方、虫歯予防を重視したい方など、より快適な口腔環境を保つことができます。

洗口剤には主に以下のような成分により、様々な効能を発揮します。

殺菌成分(CPC、IPMPなど):口腔内の細菌を減らし、虫歯や歯周病の予防します。
抗炎症成分(TXA、グリチルリチン酸など):歯ぐきの腫れや出血を抑えます。
口臭予防成分(塩化亜鉛、香料など):口臭の原因物質を抑え、爽快感を与えます。

洗口剤は市販品以外にも歯科専売の製品もあり、成分や効能が違います。
ドラッグストアやネット通販で購入できる洗口剤は以下のような製品が人気です。

リステリン クールミントゼロ:刺激が少なく、口臭予防に適しています。
モンダミン プレミアムケア:殺菌・抗炎症・口臭予防のバランスが良く、家族で使いやすいタイプです。
ONNIO マウスウォッシュ:爽快感が強く、口臭ケアを重視する方におすすめです。

市販品に対し、歯科医院で取り扱っている専売品は成分濃度が高く、より専門的なケアが可能です。

これらは歯科医院での購入が必要ですが、より効果的なケアを求める方にはおすすめです。

コンクールF:クロルヘキシジンによる高い殺菌力が特徴です。少量を水に薄めて使います。
バトラーF洗口液:フッ素配合で虫歯予防に適しており、お子さまにも使いやすい低刺激タイプです。
モンダミン ハビットプロ:3つの薬用成分により優れた殺菌効果を発揮し、歯肉炎などを予防できます。

洗口剤は、目的に応じて選ぶことが大切です。また洗口剤は補助的なケア用品であり、歯磨きの代わりにはなりませんので、基本のブラッシングはしっかり行いましょう。

当院でも洗口剤を取り扱っておりますので、ご興味のある方はお気軽にスタッフまでお声がけくださいね。

それでは、季節の変わり目、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。

ACCESS / CONTACT

〒232-0054 神奈川県横浜市南区大橋町3−65

045-720-5957

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

休診日:祝日

当院についてAbout

地図・アクセス
スタッフ紹介
理念・治療方針