親知らず抜いた方がいいの?

担当: 歯科医師 柳田 | 2025.06.10

こんにちは!

エムズ歯科クリニック弘明寺、歯科医師の柳田です。

6月に入り、梅雨の季節がやってきました。雨の日が続きますが、植物が生き生きと育つ様子を見ると心が和みますね。皆様も体調に気をつけてお過ごしください。

さて、今回は親知らずの抜歯についてお話しします。親知らずは、奥歯のさらに奥に生える歯で、多くの人が一度は悩まされることがあるかと思います。

親知らずを抜歯するかどうかは、個々の状況によりますが、メリットとデメリットを理解することで、より良い判断ができるでしょう。

まず、親知らずを抜歯するメリットについてです。

親知らずが正しく生えていない場合、周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼすことがあります。

例えば、親知らずが斜めに生えていると、隣の歯を押して痛みや不快感を引き起こすことがあります。

また、親知らずが部分的にしか生えていない場合、食べ物のカスが溜まりやすく、虫歯や歯周病の原因となることがあります。

このような場合、親知らずを抜歯することで、口腔内の健康を保つことができます。

さらに、親知らずが原因で顎の痛みや腫れが生じることがあります。

親知らずが生えるスペースが不足していると、周囲の組織に圧力がかかり、炎症を引き起こすことがあります。

抜歯することで、これらの症状を軽減し、快適な生活を送ることができます。

一方で、親知らずを抜歯するデメリットもあります。抜歯は外科的な処置であり、術後に痛みや腫れが生じることがあります。

特に、親知らずが深く埋まっている場合、抜歯が難しくなり、回復に時間がかかることがあります。

また、抜歯後のケアが必要であり、数日間は食事や口腔内の清潔に注意する必要があります。

さらに、親知らずを抜歯することで、顎の骨に影響を与えることがあります。親知らずが抜かれることで、顎の骨が弱くなることがあり、特に高齢者の場合は注意が必要です。

また、抜歯後に神経が損傷するリスクもありますが、これは稀なケースです。

親知らずの抜歯を検討する際には、歯科医師と相談し、自分の状況に最適な判断をすることが重要です。

親知らずが問題を引き起こしている場合は、抜歯を検討する価値がありますが、特に問題がない場合は、定期的なチェックを行い、必要に応じて対応することが良いでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもエムズ歯科クリニックのスタッフブログをよろしくお願いいたします。

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