こんにちは。
エムズ歯科クリニック弘明寺 歯科医師の千原です。
今回は歯周病についてお話しします。
みなさま、歯周病という言葉は歯磨き粉のコマーシャルなどで聞いたことがあるのではないかと思います。
歯周病とは、その名の通り「歯の周りの病気」です。
虫歯の場合、歯自体が細菌に感染して悪くなりますが、
歯周病の場合、歯そのものが悪くなるわけではありません。
さて、歯の周りには何があるのでしょうか?
まず、歯茎があり、その下には顎の骨があります。また歯と骨を繋ぐ歯根膜という線維があります。
これらを合わせて歯周組織と呼びます。
これらの主な役割は歯を支えることです。
歯周病では、歯茎や顎の骨が感染し、炎症を起こします。
歯茎や顎の骨は炎症が続くと溶けて無くなってしまいます。
すると歯は支えを失ってしまい、グラグラして遂には抜けてしまいます。
歯周病は歯を失う原因の第1位と言われています。
また歯を失うだけでなく、口臭の原因になったり、全身疾患に悪影響を与えたり…
様々なデメリットがあります。
歯周病は強い痛みが起こらないうちに進行し、
気が付いた頃には重度に進行しているというころも少なくありません。
みなさまもぜひ、定期検診で歯周病についてチェックしてみませんか?