こんにちは。
エムズ歯科クリニック弘明寺のトリートメントコーディネーター兼管理栄養士の平山です。
だんだんと暖かい日も出てきたことで花粉も飛び始め、春を感じる時期になりましたね！

さて、皆さんは「オーラルフレイル」という言葉は聞いたことありますか？
オーラルフレイルとは、お口の中の小さな衰えを放置することで、口の機能低下や食欲の低下、心身の機能低下まで繫がるような負の連鎖が生じてしまいます。
この状態を放っておくと、低栄養やサルコペニアのリスクが高まり、食べる機能への障害を生じることがあります。この悪循環を繰り返していく一連の過程のことを言います。

お口の小さなトラブルを「年のせい」と放っておくと、自覚がないままに悪循環に陥り、全身の衰えのフレイルやサルコペニア、要介護状態へとすすみ、最悪の場合死に至るリスクもあります。

固い食べものを避けがちになったり、歯周病やむし歯などで歯を失うことで固い食べものが噛めなくなると、食べやすいやわらかいものを食べるようになり、だんだん噛む機能が低下していきます。

噛む機能が低下すると、もっと固い食べものが噛みにくく、やわらかいものを食べるようになり、食欲の低下につながります。そうして、全身の衰えにつながるという悪循環に陥ります。

お口まわりのささいな衰えを見逃さずに、早いうちに行動することがオーラルフレイル予防に繋がりますよ！ぜひ、ご自身のお口について改めて向き合ってみてはいかがでしょうか？