皆さんこんにちは。
エムズ歯科クリニック東中野所属の高橋です。
相変わらず寒さが続き、流行病も感染者が増えていますので、
手洗いとうがいは徹底して感染対策していきましょう。
ところで皆さんは自分のお口の匂いなどは気にされたことがありますか?
いわゆる口臭と呼ばれるものですね。
口臭と聞くとニンニクなどを食べた後やコーヒー、煙草などで一時的に臭くなるようなイメージを持たれる方も多いと思います。
実際そういったもので口臭がきつくなったり臭くなったりすることはありますが、
食べ物の原因以外で何もしていない状態でも口臭はあるものです。
そんな口臭について今回は詳しく説明していきたいと思います。
まず口臭ですが、専門的には大きく3つに大別されています。
①真性口臭症(客観的に口臭が認められる状態)
②仮性口臭症(本人は口臭を意識しているが、客観的には異常な口臭を認められない状態)
③口臭恐怖症(実際には異常な口臭はないが、本人が極度に恐れている状態)です。
この中で今回は①の実際に口臭がある場合の様々な原因や理由について紐解いていきます。
この真性口臭症もさらに分かれて、生理的口臭と病的口臭(口腔由来、全身由来)になります。
生理的口臭は非常に多岐に渡るのですが、代表的な例を挙げると、
ニンニクなどの食事に起因するもの、ホルモンバランスによるもの、起床時や緊張時などの状況によるものなどがあります。
そして病的口臭は、主に口腔由来(歯科的側面が強いもの、歯周病や舌の汚れなど)と、
全身由来(糖尿病、肝障害、腎障害)など医科的側面が強いものに分けられます。
つまり、一口に口臭と言っても歯科的な原因だけでなく、実は隠れた全身的な病気が潜んでいる可能性もあります。
そう考えると口臭一つとっても侮れないなと思いませんか?
皆さんがご自身で制御可能な口臭は基本的には歯科的側面が多いです。
例えば歯磨きをきちんとする、舌ブラシなどで舌苔などがつかないようにする、などです!
今日から意識的に改善できる部分はどんどん取り組んでいきましょう!