歯周病の初期症状としての口臭

担当: 歯科医師 金森 | 2025.06.04

こんにちは。

エムズ歯科クリニック東中野歯科医師の金森です。

初夏の風が気持ちよくなってきましたね。

マスクを外して歩く時間も少しずつ増えてきて、季節のにおいが日常に戻ってきたような気がします。

 

先日、ある患者さんがぽつりと話してくれました。

「最近、人と話していると、なんとなく相手が距離を取っている気がするんです」と。

その方はとても清潔感のある方で、身だしなみにも気を遣っているのですが、どうしても気になってしまうとのことでした。

鏡に映らない「におい」は、心の奥をじわじわと不安にさせるようです。

 

診察してみると、その方には歯ぐきの腫れと、軽度の出血が見られました。

典型的な歯周病の初期症状です。

歯周病は痛みがないまま進行することが多く、口臭として初めてその存在に気づくことも珍しくありません。

歯周病菌が出す揮発性硫黄化合物——簡単に言うと、ちょっとツンとする匂い——が原因になっているのです。

当院では歯周ポケットの検査や定期的なクリーニングを通して、こうした“沈黙の病気”を早期に見つけ、進行を防ぐサポートをしています。

 

初夏の風が気持ちよくなってきたこの季節、自分の息が放つ小さなサインに、そっと耳を澄ませてみてください。

エムズ歯科クリニック東中野の金森でした。

ACCESS / CONTACT

〒164-0003 東京都中野区東中野1−51−1 JR東中野駅東口ビル2F

03-5338-3737

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

休診日:祝日

当院についてAbout

地図・アクセス
スタッフ紹介
理念・治療方針