こんにちは、エムズ歯科クリニックの技工士の竹林です。
1月は新しい年のはじまりですね。
今年は辰年です。
のぼり龍という言葉があるように、いろいろなことがよい方に上昇していくことでしょう。
今回は「歯周病の原因」についてお話ししたいと思います。
歯周病の原因のひとつにフォーカスし、歯科技工士の観点で説明いたします。
さっそくですが、歯周病は歯の磨き残しからくるプラークが大きな原因です。
そのため、歯をしっかり磨いて普段からきれいにしていけば歯周病を予防できます。
ですが、それが難しいことはよくわかります。
人によっては歯磨きしづらい環境の人もいるでしょう。
歯並び的にきれいに磨くのが難しい人もいるでしょう。
そんな中で磨き残しがでてくることは仕方がないことだと思います。
磨き残しが続いてしまうと最終的には歯周病になってしまいます。
ですが、簡単に歯周病になっているわけではありません。
歯はもともと歯周病やむし歯にならないように、抵抗する力をもっています。
歯科技工士として一番思うことは、歯の形がとても神秘的なことです。
一本一本をみても、全体をみても、かみ合わせをみても、あまりによくできています。
何がすごいかと言いますと、歯に自浄性があるということです。
歯は汚れがつきづらく、落ちやすいように、また掃除しやすいようにできています。
歯磨きを丁寧に考えながら行わなくても、
歯ブラシでごしごしなんとなく全体的に磨けばある程度の汚れは落ちます。
誤解を招く言い方ですが、適当でもある程度の時間磨けばきれいになります。
※ただし、その磨き方では十分ではありません。
お伝えしたいのは歯は自浄性があり、よくできているということです。
歯科技工士は人工の歯をつくるとき、まず自浄性のある歯の形を意識します。
そして、歯周病になりそうな人、すでに歯周病になっている人の歯を作るときには、
特にそこを意識して、自浄性、清掃性が高くなるように考えて作ります。
歯周病になってしまうのは仕方ないことかもしれませんが、
本当にいま口の中にある歯は神秘的で、自らを守ろうとしています。
そのため、歯磨きへの意識を高くし、毎日ピカピカに保つように心がけていきましょう。
歯周病予防はそこからはじまります。
歯のことで何かお困りのことがありましたら、一度エムズ歯科クリニックまでお越しください。
皆様の健康な生活のお手伝いができれば幸いです。