こんにちは。エムズ歯科クリニック東中野の管理栄養士、工藤です。
秋の風が心地よく、運動会や遠足など、楽しい行事が盛りだくさんの季節になりましたね。
お子さまの成長を感じる場面も多く、食事や生活習慣を見直す良いタイミングでもあります。
今回は、秋の食材を楽しみながら、お子さまの歯を守るための「食事と歯磨きのコツ」についてお話しします。
まず、秋はさつまいも・りんご・柿・きのこなど、噛みごたえのある食材が豊富です。
これらは自然と噛む回数が増え、唾液の分泌を促してくれます。唾液には、むし歯の原因菌を洗い流す働きがあるため、よく噛むことは歯の健康にとってとても大切です。
また、ビタミンCやカルシウムを含む食材(柿、秋鮭、小松菜など)を取り入れることで、歯ぐきや歯の土台を支える栄養素をしっかり補うことができます。
お子さまの成長期には、こうした栄養素を意識して摂ることが予防にもつながります。
そして、食後の歯磨き習慣も忘れずに!
小さなお子さまは、まだ自分でしっかり磨くのが難しいこともあります。
そんなときは、「仕上げ磨き」を習慣にするのがおすすめです。親子で一緒に鏡を見ながら磨いたり、好きな音楽を流して楽しい時間にすることで、歯磨きへの抵抗感が減っていきます。
秋の行事では、おやつの機会も増えます。
遠足や運動会のお弁当には、甘いお菓子よりも、噛む力を育てるおにぎりや果物を選ぶと、歯にもやさしい内容になります。
食べた後は、うがいや水分補給をするだけでも、口の中をきれいに保つ助けになります。
毎日の食事と歯磨きは、どちらもお子さまの健康を支える大切な習慣です。
季節の食材を楽しみながら、無理なく続けられる工夫を取り入れてみてくださいね。
何か気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください(^-^)

