こんにちは。
エムズ歯科クリニック東中野医院で歯科医師をしております津田です。
「口腔機能」
という言葉を耳にしたとき何を想像しますか?
食べること
しゃべること
笑うこと
そういったことはすべて正解です。
お口というのはなんとなく想像しているよりも遥かに多くの機能を有しています。
人が社会の中で健康な生活を営むための必要な基本的機能の多くが口腔にはあります。
食事がしにくくなれば栄養素が偏り、食品の摂取が減少します。
そうなると二次的に運動機能や生理機能を正常に保てなくなってきます。
生活習慣病の発症や全身疾患の重症化のリスクが高くなりますね。
食べることだけでなく会話に支障がきたすようになると対人関係がうまくいかなくなるという報告もあります。
人としゃべることが困難になるということは外出をしなくなり、外食も減り、社会とのつながりがどんどんなくなっていきます。
口の周りの筋肉が少なくなり、動きが悪くなってしまうと容姿や表情が失われ、本人にその気がなくても印象が悪くなってしまいます。
これら全ては一度悪くなってしまうとそこからどんどんと悪循環が始まってしまうというのはすでにわかっていることです。
いちばん大事なことはそういったことにならないようにする予防です。
一度悪くなってしまったことをお金と時間と労力をかけて取り戻すというのはとても大変です。
そうならないように自分の健康を考えて予防に努めるようにすることで、年をとってからも今、楽しいと思えていることがつづけられるようになります。