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上顎前突の治療

上顎前突の治療

 2018.8.24. 金曜日 

上顎前突(じょうがく-ぜんとつ)とは、上あごの前歯の先端部、または上あごの歯全体が下あごよりも前に出ている状態を言います。いわゆる、「出っ歯」のことですね。
上顎前突の場合、骨の骨格が原因のものと歯性が原因のものがあります。そのままにしていると口が閉じにくかったり、そのせいで口臭がきつくなったり、咀嚼障害の原因にもなりますので、早めの治療をお勧めします。

歯並び

上顎前突の原因

原因はさまざまありますが、遺伝によるあごや歯の大きさの他、あごの成長不十分、指しゃぶりや口呼吸などの癖によるもの、鼻の病気によるもの、などがあります。いずれにしても、放っておくといろいろなところで不具合が出てきますので、早めの治療をお勧めします。

上顎前突の治療の仕方

全ての歯がまだ乳歯の場合、経過を観察することが多いです。その間に定期健診に来てもらい、問題がないかのチェックは必要でしょう。ただ、何が原因で上顎前突になっているかは調べたほうがいいでしょう。例えばそれが悪い癖(指しゃぶりなど)の場合、癖自体を直さないと永久歯が生えてきても治らない場合があるからです。普段のお子様の様子を観察し、わかればその癖をやめさせられるような方向へもっていかなければいけません。歯医者さんとも相談しつつ、もし保健所などで相談できるのであれば、改善策を話し合いましょう。

永久歯が生えてきている場合は、大人も含め、矯正治療を行う必要があります。将来的に悪い噛み合わせにならないよう、お子様は早めの治療がお勧めです。大人の方は今後の体の健康状態が悪くなる前に、歯医者さんに相談してくださいね。

診療

上顎前突になった原因やその程度によりますが、半年~1年ほどの治療から、その後悪習癖を直すためのトレーニングを行う場合もあります。