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矯正治療のなぜ?なに?

矯正治療のなぜ?なに?

2018.7.6. 金曜日

今までコラムの中でも何度もお伝えしてきた矯正治療ですが、「どうして歯は動くのでしょう?」「歯が動くメカニズム」はどうなっているのでしょう?

そもそも、かたいせんべいや骨を噛み砕くことができる歯が、どうして矯正治療をすると動くのでしょうか。。。意外と知らないことの多い矯正治療…ここで少しそのメカニズムを考えてみましょう!

どうして歯は動く

骨の代謝機能

矯正治療は、骨の代謝機能を使って歯を動かしています。つまり、歯自体がムクムクと動いているわけではありません!骨は、一定以上の圧力がかかると、骨を溶かして圧力を軽減しようとします。その現状で空いてしまったスペースには、今度は骨が新しく作られてスペースを埋めるという行動を起こします。それにより、歯は1ヶ月で約0.3~1ミリ移動が可能です。しかし、これではまだまだ動いたことにはなりませんよね。

そこで、何年も時間をかけて、治療をおこなっていくのです。無理やり動かすのではなく、元々の代謝機能を使うことで体に負担をかけずに、歯を動かすという大きな作業を無理なくすることができるのです。これを、自分でやろうと思うと力加減がわかりません。そこで矯正の専門の歯医者さんがいるわけです。歯にかける負荷を調整し、少しずつ歯を動かし、きれいな歯並びにしていきます。

何も知らないと、「歯が勝手に動くみたいで痛いのでは?」と間違った想像をしてしまいがちですが、これを聞くと矯正治療に抵抗を感じなくなったのではないでしょうか。ただ、痛みには個人差がありますので、気をつけてください。心配なことがあるようなら、歯の治療前に歯科医師に聞いてみましょう。納得するまで説明をしますので、ご心配なく!

歯の図解