こんにちは、エムズ歯科クリニック磯子歯科医師の松永です。本日は、前歯の外傷による脱離について、お話したいと思います。
転倒などで、前歯をぶつけ、脱離してしまった場合、脱離した歯を再植することによって保存できる場合があります。
脱離とは、歯が完全に周りの組織から離れた状態のことです。
再植した歯の生存率にもっとも影響を及ぼすのが、この脱離した歯に付着している歯根膜の生死や有無です。
歯根膜は乾燥に弱く、30分以上乾燥状態にさらされてしまうと、死んでしまいます。
水道水中で保存しても、120分で大半が死んでしまいます。
そこでおすすめなのが、牛乳を保存液として使用することです。
脱離した歯を牛乳につけておいた場合、6時間経っても、歯根膜が生きている可能性があります。
いずれにしても、早ければ早いほど、再植できる可能性が高くなります。
脱離した歯を牛乳にいれた状態で、すぐに歯科医院を受診し、正確な診査診断を受けることをおすすめします。
歯をぶつけてしまった場合は、当院へご相談ください。
当院では、最新の設備がそろっており、より正確な診断をすることが可能となっております。
スタッフ一同、お待ち致しております。