こんにちは。
磯子の歯科衛生士、荒井です。
患者さんにむし歯のご説明をするとすぐに納得していただけるのですが、歯周病のご説明をすると「・・・?」といった反応をいただくことも多いので、今回は歯周病の予防と管理方法についてお話しします。
歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気で、放置すると歯がグラグラになって歯を失う原因にもなります。しかし、適切なケアを行なうことで予防や管理が可能です。
まず、歯周病の予防には毎日の歯磨きが欠かせません。歯ブラシは歯ぐきの状態などに合わせた硬さのもの(適切な硬さ、形状の歯ブラシは、歯医者さんで聞いてみてください。「〇〇さんが使ったら良かったって言ってたから。」という風に選ばないでください!人によって、また、その時のお口の中の状態によって、適切な歯ブラシは変わります。)を選び、歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨いて、歯周病細菌が大量に含まれた歯垢を除去することが大切です。
歯周病予防効果のある歯磨き粉を使用すると効果的です。
また、歯間ブラシやフロスを使って、歯と歯の間の汚れもきちんと取り除きましょう。
次に、定期的な歯科検診も重要です。歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングを受けることで、普段の歯磨きでは取りきれない歯垢と、歯面に固く付着した歯石を除去できます。
さらに、食生活にも気をつけることが大切です。糖分の多い食べ物や飲み物は、歯周病の原因となる細菌の繁殖を助けてしまいます。バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンCを多く含む食品を摂取することで、歯ぐきの健康を保ちやすくなります。
ストレスも歯周病のリスクを高める要因の一つです。ストレスが溜まると免疫力が低下し、歯周病にかかりやすくなるとも言われています。適度な運動や趣味の時間を持つなど、リラックスできる時間を作ることが大切です。
最後に、喫煙は歯周病の大きなリスクファクターです。タバコに含まれる有害物質が歯ぐきの血流を悪化させ、歯周病を進行させてしまいます。禁煙をすることで、歯周病の予防や改善に大きな効果が期待できます。
以上のように、毎日のケアと生活習慣の見直しで歯周病を予防し、健康な歯と歯ぐきを保ちやすくなります。
エムズ歯科クリニックでは、皆様の歯の健康をサポートするためのアドバイスや治療を行なっています。ぜひ、定期的な検診と適切なケアを心がけてください。
お口の健康を守るために、一緒に頑張りましょう。