フッ素が虫歯予防に果たす役割とは?

担当: 歯科衛生士 平塚 | 2024.12.03

エムズ歯科クリニック磯子の平塚です。

みなさん歯科医院でフッ素という言葉を聞いたことはありますか?

フッ素は虫歯予防において非常に重要な役割を果たしています。その効果は科学的にも広く認められており、世界中で歯科医療や日常のオーラルケアに活用されています。では、フッ素は具体的にどのようにして虫歯を防ぐのでしょうか?

まず、フッ素の主な効果は歯の再石灰化を促進することです。私たちの歯は日々、飲食や口内の酸によってエナメル質が溶け出す「脱灰」と、溶けた成分が歯に戻る「再石灰化」を繰り返しています。フッ素は、この再石灰化を助けることで、溶け出したエナメル質の修復をサポートします。また、フッ素は歯をより強化し、酸に対する耐性を高めるため、虫歯になりにくい状態を作ります。

さらに、フッ素は虫歯の原因となる細菌の活動を抑制する効果もあります。これにより、口腔内の環境が整い、虫歯リスクを大幅に低減します。このような理由から、フッ素配合の歯磨き粉や洗口液、フッ素塗布などが広く普及しています。

しかし、一方で「フッ素は安全なの?」といった疑問を抱く方もいるでしょう。確かに、過剰な摂取はフッ素症などのリスクを引き起こす可能性があります。ただし、歯科医の指導のもとで適切に使用する限り、安全性は確保されています。

フッ素を活用した虫歯予防は、健康な歯を保つための有効な手段です。定期的な歯科検診と合わせて、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください!

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