本日は、健康寿命についてお話いたします。
健康寿命と平均寿命という言葉をご存じでしょうか。
平均寿命は単純に、人間の寿命の平均のことを言います。
日本人では、男性で79.55歳、女性で86.3歳です。
健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを言います。
日本人では、男性で70.42歳、女性で73.62歳です。
この平均寿命と健康寿命の差が少なければ、元気に過ごせる時間が長くなり、QOL(生活の質)も上がります。
現在は医療の進歩などにより、平均寿命は伸びると予想されています。
健康寿命との差が拡大すれば、医療費・介護費がかかってくることはもちろん、寝たきりや入院の時間が長くなるということとなります。
この平均寿命と健康寿命の差を縮めることに、大きく影響しているのが口腔機能です。
口腔機能とは、噛むことや飲み込むこと、話すことなどの機能で、全身の健康にも関わってきます。
特に歯周病は、糖尿病・脳血管障害など多くの全身疾患を悪化させることが研究で明らかになっています。
歯周病やむし歯を予防し、健康寿命を伸ばしましょう。