みなさん、こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子歯科医師の松永です。
最近、涼しくなり、とても過ごしやすくなってきましたね。みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は、歯周炎と全身疾患についてお話をしたいと思います。
歯周炎と聞いて、歯の周りだけの病気と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、歯の周りだけではなく、全身にも影響を及ぼすということが分かってきています。
歯周炎の原因は、歯垢と呼ばれる細菌です。歯磨きが不十分だと、時間とともに増殖して、
歯肉からの出血や発赤、腫脹などの炎症症状を引き起こします。その際、炎症によってでてくる毒性物質が歯肉の血管から
全身に入り、糖尿病や肥満、動脈硬化を引き起こす可能性があります。
また、誤嚥により、気管支から肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすことも考えられます。
他には、歯周病菌のひとつであるPG菌がもつジンジパインというタンパク質分解酵素は、アルツハイマー病の悪化にも
関与していることが分かっています。
人生100年の時代になってきましたが、健康寿命を長くすることの重要性が増してきています。
健康寿命を伸ばすためにも、歯周炎をしっかり予防して、全身疾患のリスクを下げることが大切となります。
当院には、歯周炎の治療、予防を行う専門の歯科衛生士が在籍しています。
歯でお困りのことがございましたら、いつでもご相談ください。
スタッフ一同、お待ち致しております。