こんにちは、エムズ歯科クリニック磯子の歯科医師の藤原です。
最近は寒さも一段と厳しくなってきたように感じます。温かいものが食べたくなる季節ですね。
今回は歯周病について少しお話しします。「歯周病」という言葉は耳にしたことがあると思います。
しかし、歯周病にどうしてなるのか詳しく知っていますか?
実は、歯周病になってしまう要因は大きく分けて3つあります。難しい言葉を使うと、「病原因子」「環境因子」「生体因子」です。
ではそれぞれについてわかりやすく説明していきます。
まず「病原因子」です。
これは、その名の通りです。歯周病は細菌がお口の中で繁殖することで引き起こされます。
歯周病には原因となる細菌が多数存在しており、その中でもトップ3の細菌はRed complexと呼ばれています。
次に「環境因子」です。
これは、お口の中が置かれている環境、日々の生活の環境のことです。
例えば、毎日歯ブラシをしているか、偏った食事をしていないか、タバコを吸ったり、ストレスのある生活をしていないかなどです。
そして「宿主因子」です。
これは、年齢、性別、遺伝など、その人それぞれが持っている特徴、個性のことです。
これらの歯周病の因子が増えれば増えるほど、歯周病になってしまうリスクが高まってきます。
自分の歯周病のリスクはどれくらいか、考えてみるのも面白いかもしれません。