こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子歯科医師の松永です。
本日は、歯周病についてお話したいと思います。
歯周病は歯周疾患ともよばれ、歯肉病変と歯周炎に分類され、歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患です。
また生活習慣病として位置付けられている病気で、食習慣・歯磨き習慣・喫煙は糖尿病や全身疾患との関連性も分かってきています。
年齢が高くなるにつれて、歯肉に何らか兆候がある者が増えて、45〜49歳の年齢層では約87%、35〜69歳では約80%以上が罹患しているといわれています。
日本全体で統計をとると、約9,400万人が歯肉に何らかの兆候を認めますが、実際に歯科医院で治療を受けている患者数は、約260万人となっています。
これは、ほとんどの方が実際の治療を受けていないということを示しています。
治療をせずにそのままにすると、歯周ポケットが深くなり、歯周病原細菌が増加し、歯周組織の破壊が進行してしまい、歯を失いかねません。
また、歯周病の原因として忘れてはならないことが咬合性外傷という事象です。(咬合性外傷=かみ合わせが原因で口の中や周囲の組織が傷ついた状態のこと)
細菌と咬み合わせによる力の2つで進行する歯周病は、この原因を除去することで、改善あるいは進行を停止することができます。
そして、歯周炎は再発する危険性が高い疾患です。
そのため、歯周治療の一環として、生涯にわたるサポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)及びメインテナンスが不可欠となります。
エムズ歯科クリニックでは、メインテナンスの専門である歯科衛生士が勤務しており、サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)やメインテナンスを計画的に行っております。
歯科医師による治療はもちろんですが治療終了後も、生涯にわたって歯科衛生士による管理ができるかで、歯の健康状態を維持できるかが決まります。
長くなりましたが、歯肉でお困りのことがございましたらいつでも当院へご相談ください。
スタッフ一同、お待ち致しております。