エムズ歯科クリニック磯子の歯科医師の岡本です。
この言葉は某ドラマの有名なセリフですが、日本最古の入れ歯はいつできたかご存じでしょうか?
実は1538年に作られています。
現代のようなプラスチックの材料はないので職人の手で一から黄楊の木を用いて削って作られ、
当時の外国では、見た目を良くするために入れ歯を入れており、食事には向いていなかったそうです。
その一方で、日本の木製の入れ歯は奥歯に擦れている跡が確認されていて実際に食事をしていたのではないかと推察されています。
このように、日本人は昔から手先が器用とされている所以でしょうか、今もなお、所謂職人さんや技術者などによって伝統的な文化が盛んで続いているのだと感じます。
入れ歯もそうですが、詰め物や被せ物も基本的には技工士さんが手作業で作ってきてくれています。
まさに職人さんです。
しかし、現代では型取りを粘土ではなく光でスキャンしてコンピューター上で物を設計することが可能になっており(一部のものに限りますが)、デジタルの進化がとても目覚ましい時代です。
ITが進むにつれ医療も進化し、それに追いついていかなければなりませんね。