こんにちはエムズ歯科磯子の歯科医師の諸井です。
今回は「虫歯の治療」についてお話しします。
虫歯は、放っておくとどんどん進行してしまう病気です。
痛みが出たころには、すでに歯の奥まで虫歯が広がっていることもあります。
早めの発見・治療がとても大切です。
初期の虫歯(C1)は、歯の表面が少し白く濁ったり、黒く見えたりする程度です。
この段階では、削らずにフッ素塗布や正しい歯磨きで再石灰化(歯の修復)を促すことができます。
中程度の虫歯(C2)になると、冷たいものがしみるようになり、歯を削ってレジン(白い詰め物)などで修復します。
さらに進行した虫歯(C3)は、神経まで細菌が入り込んだ状態です。
強い痛みを伴うことが多く、「根管治療(こんかんちりょう)」と呼ばれる神経の治療を行います。治療後は被せ物をして歯を保護します。
虫歯が最も進んだ状態(C4)では、歯を残すことが難しく、抜歯になることもあります。
その場合は、ブリッジや入れ歯、インプラントで歯を補う方法を検討します。
虫歯は、早めに治療すれば痛みも少なく、通院回数も短く済みます。
定期的な検診で小さな虫歯を見つけ、健康な歯を守っていきましょう


