お子さまの歯磨き、どうしてますか?

  担当: 院長 長谷川 | 2025.08.11

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の院長の長谷川です。

猛暑日が続く8月、皆さんいかがお過ごしでしょうか?夏休みに入り、お子さまと一緒に過ごす時間が増えた方も多いと思います。プールや花火大会など、楽しいイベントがたくさんありますね!

今回は、そんなお子さまの大切な歯を守るための「歯磨き」について、小児歯科医の視点からお話ししたいと思います。

 

◆お子さまの歯磨き、なぜ大切なの?

「まだ乳歯だから、いずれ永久歯に生え変わるし大丈夫」と思っていませんか?実は、乳歯の虫歯は、永久歯の健康にも大きく影響するんです。

* 永久歯への影響: 乳歯の虫歯がひどくなると、歯の根っこの先に炎症が起こり、その下で育っている永久歯の形成に影響を与えることがあります。永久歯が変色したり、形がいびつになったりする原因にもなりかねません。

* 噛む力の発達: 虫歯で歯が痛いと、しっかり噛むことができません。これはお子さまの顎の発達や、消化吸収にも影響を与えてしまいます。

* 発音への影響: 歯がない部分があると、正しい発音が難しくなることがあります。

* 習慣化の重要性: 小さい頃から歯磨きの習慣を身につけることは、将来の口腔衛生にとって非常に重要です。

このように、乳歯の健康は、お子さまの成長全体に関わってくる大切なことなんです。

 

◆年齢別!効果的な歯磨き方法のポイント

お子さまの成長段階に合わせて、歯磨きのポイントは変わってきます。

 

1. 0歳~1歳半頃(歯が生え始めたら)

* 歯磨きスタートの目安: 前歯が生え始めたら、歯磨きを始めましょう。

* おすすめのアイテム: ガーゼや歯磨きシートを指に巻きつけて、優しく拭いてあげましょう。慣れてきたら、赤ちゃん用の小さな歯ブラシを試してみるのも良いでしょう。

* ポイント: 嫌がる場合は無理せず、少しずつ慣れさせてあげることが大切です。「歯磨きは気持ちいいもの」というポジティブなイメージを持たせてあげましょう。

 

2. 1歳半~3歳頃(奥歯が生えてきたら)

* 仕上げ磨きの重要性: この時期は、お子さま自身で上手に磨くのは難しいので、保護者の方による仕上げ磨きが非常に重要です。

* 歯ブラシの選び方: 小さなヘッドで、毛先が柔らかいものを選びましょう。

* 磨き方のポイント: 奥歯の溝や歯と歯の間、歯と歯茎の境目など、食べカスが残りやすい部分を意識して磨いてあげましょう。力を入れすぎず、小刻みに動かすのがコツです。

* デンタルフロスの活用: 歯と歯の間の虫歯が増えてくる時期です。デンタルフロスを併用することをおすすめします。

 

3. 3歳~6歳頃(乳歯が生えそろう時期)

* 自分で磨く練習+仕上げ磨き: お子さま自身で歯磨きをする習慣をつけさせながら、必ず保護者の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。

* 歯磨き粉の選び方: フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、虫歯予防効果が高まります。お子さまが嫌がらない程度の味や香りのものを選んであげましょう。

* 歯磨きを楽しく: 好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり、歯磨きの歌を歌ったり、タイマーを使ったりと、歯磨きの時間を楽しいものにする工夫をしてみてください。

仕上げ磨きのコツと注意点

* 体勢: お子さまを寝かせた状態で、膝の上に頭を乗せるなど、お口の中が見やすい体勢で磨きましょう。

* 声かけ: 「上手だね」「きれいになったね」など、ポジティブな声かけで励ましてあげましょう。

* 定期的なチェック: 定期的に歯科医院を受診し、フッ素塗布や歯磨き指導を受けることで、より効果的に虫歯を予防できます。

 

◆困ったときは歯科医院へ!

「うちの子、なかなか歯磨きさせてくれないんです…」「虫歯があるか心配…」など、お子さまの歯磨きに関するお悩みは尽きないと思います。そんな時は、お一人で抱え込まずに、ぜひ小児歯科を受診してください。

お子さまの成長段階に合わせた歯磨きのアドバイスや、食生活の指導、フッ素塗布、シーラント(奥歯の溝を埋める処置)など、様々な方法で虫歯予防をサポートさせていただきます。

ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお声がけください。

 

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