こんにちは、エムズ歯科クリニック港南台管理栄養士の橋爪南美です。

年末が近づいてきましたが、年越しの準備はいかがですか。

今年も終わりに近づいてきましたが、みなさん今年は歯医者の定期健診には行かれましたか。健康診断が重要視されているように、歯科検診もとても大切な検査なのです。

ここで、歯医者で塗布されるフッ素の効果についてお話ししていきたいと思います。

歯医者で塗布されるフッ素には大きく分けて３つの効果があります。

１.虫歯菌の働きを弱める

虫歯とは、お口の中に住み着いている細菌が砂糖をえさに歯の表面に付着し、酸を作り出すことにより歯の表面が溶けて虫歯となってしまいます。

フッ素はこの虫歯を引き起こす細菌の働きを弱めてくれます。

２．歯の質を強くする

歯の表面はエナメル質で覆われています。フッ素を塗ることで、エナメル質に傷がつきにくく、酸に溶けにくい性質にするなどの効果があります。

３．再石灰化を促す

私たちの歯は、歯に付着しているカルシウムやリンが溶け出して脱灰し、また再石灰化をして元に戻るという働きをしています。フッ素は、唾液中に溶けだしてしまったカルシウムやリンなどのミネラル類の再石灰化を促してくれます。

フッ素の効果はこのようにとても大切な役割を果たしています。

医療機関で使用されているフッ素は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素と比べ、濃度がとても濃く、歯の強化にとても役立っているのです。

ついつい歯医者は後回しにしがちですが、歯医者の定期健診は一般的に３か月～半年の受診をお勧めしています！

今年は歯医者を後回しにしてしまった。という方は虫歯や歯周病の早期発見、予防のためにも来年は歯科検診を受診してみてはいかがでしょうか！