意外と知らない?歯磨き剤

  担当: 院長 長谷川 | 2023.08.12

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台院長の長谷川です。暑い日が続きますね。引き続き熱中症に気をつけていきましょう。関東は本当に夏が長いですね…涼しい秋が待ち遠しいです。

さて、本日は歯磨き剤についてお話します。

お口の健康を保つために欠かせないのが、歯磨きです。歯磨きのときには皆さん歯磨き剤を使用するかと思いますが、歯磨き剤について詳しく知っているでしょうか?なんとなく、選んでいませんか?

本日は、歯磨き剤の選び方と効果的な使い方に関してお伝えします。

 

◆歯磨き剤の選び方

①フッ素(フッ化物)含有量:

フッ素は歯を強化し、虫歯予防に効果があります。歯磨き剤選びの際には、フッ素含有量が適切なものを選ぶよう心掛けましょう。

15歳以上〜成人であれば、フッ素濃度1,000~1,500ppmの歯みがき剤は虫歯予防に効果的ですが、6歳未満の子どもにはこの濃度の使用は控えるようにしましょう。お子さまには、500〜1,000ppmのものがおすすめです。

 

②効果に着目:歯磨き剤は、知覚過敏予防や歯周病予防など、さまざまな効果があります。自分の口腔ケアの目的に合わせて、適切な効果を持つ歯磨き剤を選びましょう。

以下に歯磨き剤に含まれる有効成分の例を示します。これが全てではないですが、参考にして選んでみてください。

 

・虫歯予防:フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム

・歯周病予防:トラネキサム酸、ビタミンE

・知覚過敏予防:硝酸カリウム、乳酸アルミニウム

・タバコのヤニ除去:PEG-8

 

 

③味や香り:

歯磨き剤の味や香りは好みがあります。気に入った味や香りのものを選ぶことで、毎日の歯磨きが楽しみになることでしょう。

特にお子さまで歯磨きが苦手な子は、好きな味を見つけることでスムーズに歯磨きができるようになります。

色々な味を試してみましょう。

 

◆効果的な使い方

①適切な量の使用:

適量の歯磨き剤を使うことで、配合されている薬用成分の働きをできるだけ高めるため、年齢に応じた量を使用することが大切です。

成人だと1〜2cm程度(約1g)といわれています。

 

②歯磨き後のうがいは軽く:

せっかくの薬用成分が、うがいをしすぎると流れ出てしまいます。過剰にならないよう、1回15mlの水で、5秒程度に抑えておきましょう。

 

 

歯磨き剤は、日々の口腔ケアにおいて欠かせないものです。

適切な歯磨き剤を選び、正しい使い方を心掛けることで、健康的な口内環境を保つことが可能になります。

虫歯や歯周病の予防、知覚過敏対策など、目的に合わせた歯磨き剤を選んで、健康なお口を手に入れましょう。

何かわからないこと等ありましたら、遠慮なく当院の歯科医師、歯科衛生士までお尋ねください。一緒にベストな歯磨き剤を選んでいきましょう。

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