こんにちは。
エムズ歯科クリニック港南台院長の長谷川です。
本日は、歯を失ったときの治療の仕方についてお話しようと思います。
皆様は、ご自分の歯で咬めていますか?
不幸にもむし歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、何らかの方法でそれを補わなくてはなりません。その方法は、主に3つあります。
1つ目は、入れ歯という方法です。入れ歯は、金属の金具とプラスチック製の歯でできており、金具をご自分の歯に引っ掛けて使います。ご自分の歯を支えにしていますので、咬むたびに大きな負担がかかり、残っている歯の寿命を縮めてしまいます。あまり歯には優しくない治療の方法です。咬む力は、10%程度しか回復しないと言われています。
2つ目は、ブリッジという方法です。歯がない部分の両隣の歯を削り、橋をかけるようにつなげて治します。歯を大きく削らなくてはならず、また3本分の力を2本で受け止めることになるため、これもまた歯の寿命を縮めてしまう治療の方法です。咬む力は、60%程度の回復と言われています。
3つ目は、インプラントという方法です。歯を失った部分の骨にチタン製のインプラントを埋め込み、骨を支えにして咬めるようにします。骨に支えを求めますので、周りの歯にはまったく害を与えません。そのため、周りの歯を守りながら、しっかりと咬めるようになります。咬む力は、90%ほどまで回復すると言われています。
いかがでしょうか。
以上のことから、失われてしまった咬む力を回復するには、現状インプラントが最善の選択と言えます。ただ、骨の状態が良くない方や基礎疾患のある方は適応とならない場合がありますので、当院の歯科医師までご相談ください。(インプラント治療は保険適用外となります。費用の詳細はこちらを御覧ください https://ms-dental.com/implant/price.html)
歯を失ってしまっても、諦めないでください。一緒に、咬む力を取り戻して、美味しく食事を楽しみましょう。