こんにちは、エムズ歯科クリニック港南台、歯科医師の恵谷です。
冷え込む時期になりまして、寒暖差も激しくなっておりますので、体調にはお気をつけてお越しください。
さて、皆さんは歯磨きの際に歯茎から血が出てきたり、触らない時でも歯茎が腫れて痛みがでてしまったりという経験はないでしょうか。
特に歯磨きして特に強く磨いてもいないのに血が出た後、臭いが気になったりしないでしょうか。
今はマスクが必需品となり、これによって自身の息を吸うようになったため、特に口が乾いているときなど臭いが気になる、という疑問を感じたり、ご自身の知り合いからきいたりなどしたことはないでしょうか。
お口の中の臭いの多くは、歯周病が関わっていることが多いです。特に歯茎からの出血はよく見られる症状になっています。歯茎から血が出ることは何かわるいことがあるのか疑問に思われた方がいらっしゃったら、それには、はい、と答えます。何故かというと、最近の研究で、歯周病とは歯周病の要因となる菌の繁殖がおこるが、これは栄養を手に入れて繁殖を起こすので、そのなんらかの栄養があると歯周病が進行するといわれています。
それが血で、さらにいうとその中の鉄分が特に関係しているといわれます。
お口から血が出ることを無視して、口の中のケアを怠っていると、どんどん菌が繁殖して、最後は歯が歯周病で抜けてしまいます。
これを防ぐためにも、日常的なケアと、歯科医院での定期的な専門的ケアを行っていく必要があります。日常的ケアとは特に普段の歯磨きなどで、専門的なケアとは、自分で見えないところを他者(歯科医師や歯科衛生士など)でケアをしていくことが重要です。
歯周病について気になることがありましたら是非お尋ねください。