こんにちは!
港南台、歯科医師の福島です。
新年明けましておめでとうございます。
今年も良い年になるといいですね。
今日は歯の着色について書いていこうと思います。
歯の着色には大きく外因性の着色と内因性の着色があります。
外因性の着色には
飲料や食物、喫煙によるもの(ステイン)、薬物によるもの、色素産生細菌によるものの3つがあります。
お茶や細菌による着色は歯医者さんでブラッシング(ポリッシング)を行うことで、比較的容易に除去できます。
歯医者さんで使うお薬の中には虫歯の進行を抑えるフッ化ジアンミン銀というものがあり、主に虫歯の治療ができない低年齢児に行う一時的な治療法なのですが、銀化合物が虫歯になっている部分に沈着して歯が黒くなります。
この場合、お子さんの歯科治療への協力度が向上した後に通常の治療を行います。
内因性の着色には
歯の中の神経が死んでしまっている歯髄壊死によるもの、高ビリルビン血症によるもの、新生児メレナによるもの、先天性ポルフィリン症によるもの、テトラサイクリン系抗菌薬によるもの、歯の形成不全によるものがあります。
内因性の着色は歯の表面ではなく歯自体が変色しているため、簡単には改善できないことが多く、その時のお口の中の状態にあわせて治療法を選ぶことが必要です。
ホワイトニングにより改善できることもありますが、難しい場合もあります。
歯の着色といっても様々な状態があり、生活習慣の改善で解消できることもあれば、難しい場合もあるため、着色でお悩みの方は是非近くの歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。
新しい年も白くきれいな歯で過ごしていきましょう。