こんにちは!
エムズ歯科クリニック港南台、歯科医師の吉竹です。
つい先日まで毎日暑かったですが、あっという間に肌寒くなり今年も残すところあと少しとなりました。
季節の変わり目ですので、体調に気をつけて過ごしましょう。
さて、今日は保険対応の白い詰め物についてお話しします。
歯の治療を受ける際、詰め物の選択肢として白い詰め物が増えてきました。
エムズ歯科クリニックでは特に、コンポジットレジンとCAD/CAMインレーの二つがよく使われています。
それぞれの特徴を比較しながら、どちらが自分に合っているかを考えてみましょう。
まず、コンポジットレジンについてです。
コンポジットレジンは、歯の色に合わせて調整できる材料で、自然な見た目を保つことができます。
治療の際には、麻酔をして虫歯を削り取り、コンポジットレジンを詰めます。
治療は1日が終わるというメリットもあり、金属アレルギーの心配がないため、安心して使用できます。
デメリットとしては、期間が経つと変色や劣化をしてしまうことや、隣り合う歯と接する部分を含む虫歯の場合、形態の再現が難しい、強度が弱く大きな虫歯には向かないなどがあります。
一方、CADCAMインレーは、コンピュータ支援設計と製造技術を用いた詰め物です。
虫歯を削り、形を整えた後お口の中にスキャナーを入れて、歯の形状を正確にスキャンし、そのデータを基に詰め物を作成します。
コンポジットレジンと比較して、隣り合う歯と接する部分の虫歯でも形態の回復をしやすい、今までは保険では銀歯を用いていた大きな虫歯でも白い材料で治すことができるなどのメリットがあります。
ただし、コンポジットレジンと比較して、型取りとセットを別の日程で行う必要があるため、治療には少し時間がかかることや、強度の確保のために歯を多めに削る必要がある、金属やセラミックと比較すると強度が弱く割れやすいなどのデメリットがあります。
このように、コンポジットレジンとCAD/CAMインレーのそれぞれの特徴を理解し、自分に合った治療法を選びましょう。
歯の治療を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
また歯の健康を守るためにも、定期的な歯科検診を受けることをお勧めします。
何かご質問があれば、いつでもお知らせください。
寒さに負けず元気を出していきましょう!