2026.04 知覚過敏と自分でできる対策について

  担当: 歯科医師 市川 | 2026.04.22

こんにちは、エムズ歯科クリニック市川です。

春のやわらかな陽ざしを感じる日が増え、気持ちよく過ごせる季節になってきましたね。そんな中で、「最近歯がしみることが増えた」というお声をいただくことがあります。季節の変わり目は体だけでなく、お口の中も敏感になりやすいと言われています。今日は、知覚過敏と日常生活でできる対策についてお話しします。

知覚過敏は、冷たい飲み物や甘いものを口にしたとき、歯磨きの際に毛先が触れたときなどに「キーン」とした痛みを感じる症状です。歯の表面を保護しているエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がって歯の根元が露出したりすることで起こりやすくなります。特別めずらしい症状ではなく、気づかないうちに始まることも多いです。

まず、自宅でできる対策として、歯の磨き方を見直すことが大切です。力を入れすぎたブラッシングは歯や歯ぐきに負担をかけることがあります。歯ブラシはペンを持つように軽く握り、優しく小刻みに磨くことを意識すると、負担を和らげやすくなります。柔らかめの歯ブラシを選ぶのも良い方法です。

次に、市販の知覚過敏用歯磨き粉を取り入れる方法があります。しみる刺激を和らげる成分が含まれているものが多く、毎日のケアとして使うことで症状が落ち着くことがあります。どれを選んだらよいかわからない場合は、ぜひご相談ください。

また、歯ぎしりや食いしばりにも注意が必要です。クセとして無意識に行ってしまうことが多く、歯に強い負担がかかることですり減りの原因になります。日中は上下の歯が触れないよう意識するだけでも効果があります。夜間の歯ぎしりが気になる場合には、就寝時に使用するマウスピースが選択肢となることもあります。

さらに、冷たいものの摂取を控えめにすることも対策のひとつです。症状が強いときは冷たい飲み物やアイスの量を調整することで、痛みが出にくくなることがあります。ストローを使うと歯に冷たい刺激が直接触れにくくなるため、簡単にできる工夫です。

知覚過敏だと思っていたら、実はむし歯や歯周病が原因の場合もあります。しみる症状が続くときや生活に支障が出るときは、早めにご相談いただくと安心につながります。

春のさわやかな季節を気持ちよく過ごすためにも、お口の中の小さな気付きも大切にしてみてくださいね。気になることがありましたら、いつでもお気軽にお声がけください。

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