こんにちは。✿ エムズ歯科クリニック元住吉所属の上野です。
2021年残り僅かとなりました。皆さんは新年の抱負を立てましたか?
本日は「歯周病」についてお話しさせていただきます。
歯周病とは、歯を失う一番の原因であり”全身疾患を引き起こす入口”です。
歯周組織(歯を支える周りの組織)に発生する病気で、歯周組織は歯を固定するために強固な構造を有しています。しかし、歯磨きが不十分等の原因で、歯と歯肉(歯茎)の間に細菌が住みついてプラーク(歯垢)が溜まると、炎症を発生してしまいます。
皆さん、歯と歯肉の間に白くて硬い物質が付着しているのを見たことはございませんか?これを「歯石」といい、プラークが時間の経過とともに石灰化し「歯石」になってしまうとやっかいです。歯石の除去は歯磨きでは不可能です。そのため、炎症が進行して歯と歯肉の間に歯周ポケットができてしまいます。更に内部に進行してしまうと、歯根(歯の根元)と歯槽骨(歯を支える骨組織)が破壊され、歯を固定する力が弱くなっていきます。故に、このまま放置してしまうと、ついには歯を失ってしまいます。
歯周病を予防するにはホームケア(歯磨き、フロス等)を怠らないことが非常に重要です。
また、先程も申し上げた通り歯石の除去は歯磨きでは不可能であり、歯科医院で除去するほか方法はございません。歯周病の発症・進行を防止するべく、歯科医院での定期的な検診・クリーニングにいらしてください。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。